週刊誌を見て何を思う?

週刊誌を見て何を思うか綴ってみよう

買いだめする消費者は愚かでない

 

420日本日発売の東洋経済の記事、少数意見より

 

コロナ禍による昨今、買いだめは悪だとされて来たが、この記事では唯一だろうか?

買いだめに肯定意見だ。

 

コロナの感染拡大以降さまざまな商品が店頭から消えた。

外出自粛要請が出た際には食料品がなくなった。

メディアがこうした様子を報じた結果、不安に駆られた消費者が店頭に殺到。

政府や業界団体は十分な食料品は確保しているとして冷静な買い物を呼びかけるが

パニックを起こした消費者にその声は届かない。

ネットで辛辣な言葉が浴びせられテレビのコメンテータは上から目線でお説教。

 

しかし転売目的ではなく買いだめを行なう消費者を愚かと責めることはできない。

専門家も政治家もコロナ騒動がいつ終息するか答えられない。

メディアも政治家も困ったときには個人を助けてはくれない。

幼児や食べ盛りの子供がいる親や買い物に行く時間が限られている人々が

自分や家族を守るために買いだめに走るのは極めて合理的である。

消費者は新型コロナ禍を機に考え方をかえるのでは、と感じている。

 

パニック時に買い物かごに入れた中には余分なものもあっただろうが大半は生きていくために

必要だと真剣に考えた商品である。

この体験は消費者の心に深く刷り込まれたはずだ。

加えて今後多くの企業が経営に行き詰まり雇用不安も高まることが避けられない。

消費者は財布のひもをこれまで以上に緩めなくなる。

多くの企業は大量生産した商品を大量の広告で購買意欲をあおって売りつける商売、

愚かな消費者を相手にするやり方で成長してきた。

少しかわりつつあるが、まだ成功大体験から脱却できていない企業も多い。

企業がコロナ不況を生き延びるにはその変化に対応する必要がある。

 

 

記事には、政府や業界団体が十分な確保がされている、買いだめするな、

と言っているけど消費者にはその声が届かない、とある。

売り場から消えたらそりゃ焦るよね。

困ったときには個人を助けてはくれない、その通りだ。

さらに記事は自分や家族を守るために買いだめに走るのは極めて合理的、と言っている。

節度をもってとも言われているけど、節度も何も言っていられなくなるときが

来ることもあろうかなかろうか。

この体験が消費者の心に深く刷り込まれたはずだ、とあるが深く刷り込まれたかな?

また同じことが繰り返されるよね。

企業がコロナ不況を生き延びるにはその変化に対応する必要がある。

で締めているけど、大きな変化かなぁ、とも思った。

けれども買いだめを肯定する意見は珍しい。

 

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