Yes or No?
4月2日発売の週刊文春
町山智浩氏の言霊USAより
アメリカで毎年1万2000人~5万6000人がインフルエンザで亡くなるのは高い治療費
が払えないためだ。
ペンス副大統領が400万人を超えるコロナ検査を行うと発表したときも、
しいため受けられない人が多いだろうと言われた。
その状況をかえたのが1人の女性議員。
議会で疾病予防管理(CDC)センターの医師たちによるコロナ対策の説明が行われた。
女性議員が質問。「保険がないとコロナ検査にいくらくらいかかるかご存じですか?」
「わかりません。」
CDCの医師は知らなかったが、陽性で隔離入院だと4000ドルだって。
(医療費は400ドルか。)4割が400ドルの医療費をはらえず
3割が治療費を延期しているとのこと。(400ドル 日本円にして約4万円か、高い~)
アメリカでは11年も好景気が続いたけど不動産価格の高騰で最低賃金が追いつかず。
全米で50万人がホームレスになっている。
ここで女性議員が聞く。
「コロナに感染するのは金持ちだけ?」
「誰でも感染します。」
「CDCセンタは検査や治療を無料で国民に提供すると決定する権限が法律で
定められていますよね。それを行使しますか。」
「そのために全力を尽くすとだけは言える」
「それじゃダメ。この危機において、国民の検査を無料にし検査させますか」
「詳細を精査して・・・・」
「詳細は手紙で書いて1週間前に届けた。検査を無料にしますか。」
「方法は明日考えましょう」
日本の政治家みたいにダラダラ話をして時間稼ぎを許さない。
「無料にしますか?」
「答えはYesです」
見事無料を勝ち取った。
勇気ある質問者ぶり、とたたえた。
ここでビックリしたのがアメリカが医療費が高いと聞いてはいたが、死亡しているのは
治療費の問題があったのか
ということ。
また女性議員の質問責めで、検査を無料にさせてこと。
ダラダラ話をさせないのはわかるけど、答えはYesと言ったCDCセンタの決断の早さは
すばらしいと思ってしまった。
この記事の例をもって改めて知るが、決断の早さは日本にも必要だよね。。