子供の幸せを願うなら「勉強しろ」の前にやることがある
昨日発売の愛読雑誌SPAより。
ひろゆき氏の記事だ。SPAでもやっていたんだ、と思いながら記事に興味を持った。
知能に遺伝子があることは割と知られるようになっているが、子供の将来の収入もかなりの割合で
遺伝するというか、親から提供された環境に依存するという研究結果が出ていたりする、とのこと。
アメリカの大学が30年かけた研究で、貧困層に生まれた子供で小学一年生から
20代後半になるまで調査し、その中で大学の学位を得たのは800人中28人だって。
3.5%、少ないね。
裕福な家庭であれば塾や習い事で教育に使えるお金も多い。
肉体労働より頭脳労働のほうが収入が高くなる傾向にあるので「知能が高い=収入が高い」
ということになる。もちろん統計の世界でとのこと。
ただ、そんなことを考える前に低収入な家庭になっている自分の責任や行動を放っておいて
子供だけなんとかしようと考えるのは間違っている気がすると言っている。
子供に「勉強しろ」と将来の収入を考えるほどお金に執着するなら、まずは自分で稼ぐ努力を
しない親の問題をなんとかしたほうがいいと思う、と言っている。
加えて収入が増えたからといって幸せになるとは限らない。
ハーバード大学が75年以上かけた研究テーマに「幸せな人生を送る」という研究では
「身近にいる人たちとの人間関係の質」が幸せかどうかに影響することが統計的に導き出されて
いるとのこと。
子供に幸せになってほしいと思うのであれば、お金を稼ぐよりも良い人間関係づくりのほうが
大事ということでお金を稼ぐのが下手なのであれば、下手なりに家族で楽しく暮らしたり
将来幸せに感じるための方法を考えてみるのがいいような気がしている、、、とのことで締めた。
ちょっと今までに考えたことのない視点でびっくりした。
子供が将来を幸せに感じるために、か。お金かその他か。
ホンキで考えてみようと思う。